採用に課題を抱えていませんか?
採用には様々なテクニックが存在し、会社によっては部署や専任が存在するほど、手間がかかる大きな仕事です。
しかし一番重要なのは、実は企業としての考え方を見直すことにあります。
今回は求職者から選ばれる会社になるために、必要な考え方と方法をご紹介します。
採用課題解決に向けて必要な考え方
2022年〜2023年・採用を取り巻く環境
まず、現状の環境を把握しましょう。

「給与」よりも「社風・人」「仕事内容」を重要視して会社選びをする求職者が増えています。
反対に、「企業規模」はそこまで重要視されていません。「中小企業だから」という理由で選ばれにくいという傾向ではないということです。

また、勤務地を問わない新規求人がコロナ禍前と比べ11.3倍に上昇しています。リモートワークの需要はかなり高いため、積極的に取り入れている企業に応募が多く集まります。

建設・建築業界のリモートワークは、令和3年で導入率57.9%でした。
業界内でも、半数以上の会社が既に導入をしているんですね。
もちろん、全ての業務がリモート化できるわけではありません。
未導入の場合は、まずはどの業務なら対応でき、逆にどの業務は不可能か、各業務を一覧表にまとめて確認してみましょう。

様々な方法で情報収集が可能になった今、求職者は求人票の内容のみならず、企業に関する情報収集を必ず行います。
「比較・検討され、選ばれる立場」になっているということを、会社側は意識する必要があります。
採用に強い会社はどんなことをしているか
時代の変化を把握し、「会社自体」を見直すことから始めています。
実際、採用に強い大手ではリモートをはじめ、新しい働き方を取り入れ、どんどん地方進出しています。
採用で最重要なのは「採用の媒体」ではない
もちろん媒体も大切な要素ではありますが、それ以前に重要なことがあります。
結論から言うと、最重要なのは「求人票の内容」です。

これは、現状ある内容を細かく調整したり、表現を変更するといったテクニックのことではありません。
媒体を増やしたり、テクニックを行う以前に「会社の質」自体を見直して、求人票を作成すべきということです。
・会社の雰囲気、企業文化
・ミッションやビジョン
・賃金
・職務内容
こちらがきちんと求人票に書かれており、時代に合った内容になっていること。
「求職者に本質を提供できているか」が重要です。
経営者が行うべきこと
採用課題に直面したら、まず経営者は
・会社をより良くすること
・理想の光景を描くこと
について、本気で考えてみてください。

会社として、社員は時代に合った働き方をしていると言えますか?
例
・手動で手間も時間もかかっている作業は、効率化ツールを取り入れることで解決
・会社としての制度を整える
・可能な職種については、リモートワークを積極的に取り入れる
会社自体を見直すことができれば、求人票の内容にも反映され、時代に合った「選ばれる企業」になっていくことができるでしょう。
良い職場の特徴についてはこちらの記事もご参考に。

まとめ
採用は短期間で突発的に結果を出せるものではなく、長期的に行うべき会社全体のミッションです。
「選ばれる会社」になる為、採用担当だけでなく、経営者も会社自体を見直してビジョンを構築していきましょう。


